活動レポート

LFHC:病院だより2021.08.19

ラオス

患者統計

 

7月の来院患者数は2,005名、入院患者数236名、新生児患者数69名、救急患者数898名でした。先月に続き、入院病棟及び新生児病棟はほぼ満床状態が続いています。

 

傷病の割合トップ5は、1)ウイルス性上気道感染症(24%)、2)ウイルス感染症(21%)、3)胃腸炎(11%)、4)上気道感染症(8%)、5)ウイルス性胃腸炎(8%)でした。その他、サラセミア、栄養失調や肺炎の患者さんが来院しています。

 

ラオス国内で、新型コロナウイルス感染症の市中感染が広まってきています。タイからの帰国労働者の感染が多く、国境を接する特にラオス南部において深刻化しています。急激に増加傾向にあり、8月18日時点で感染者総数11,029名と発表されています。(在ラオス日本国大使館より)

 

 

LFHCでは継続して、感染予防及び拡散防止の対策を実施しながら、患者さんのケアにあたっています。

 


 

オンラインカンファレンス

 

医療チームは、感染症に関する症例カンファレンスを開催しました。カンファレンスには3つの教育病院、ラオ・フレンズ小児病院の他、ビエンチャンの病院と米国のロサンゼルス小児病院から小児感染症専門家が参加しました。

 

カンファレンスは、リケッチア感染症に焦点があてられ、これまでに誤診が起こったケースや患者数を提示し、議論を行いました。今後の誤診を防ぐためにこの問題に関してLFHCスタッフ、そしてビエンチャンの医師が学ぶよい機会となりました。今回のカンファレンスを通して学んだことは、今後、多くの患者さんのケアに役立てることが出来ます。

 

LFHCの医師が病院での経験を共有するとても良い機会となりました。とても意味のある有意義なカンファレンスとなり、こうした勉強会を今後も定期的に行っていく予定です。今回こうした機会を作って頂いた、ロサンゼルス小児病院のSmit医師とEvans医師に心より感謝いたします。

 

▼ラオ・フレンズ小児病院の教育活動▼

https://fwab.jp/activities/education/

 

イベントEvent

活動レポートReport

  • 事務局のスタッフ等が、
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  • 赤尾看護師が、
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