フレンズJAPANブログ

Art Can Make A Difference -フレンズ30年の歩み – レポート2026.09.29

皆さん、こんにちは。フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN(フレンズ)学生インターンの田中詩絆です。

 

2026年8月29日(土)にフレンズ創設30周年を記念し、創設者である井津建郎さんとフレンズJAPAN代表の赤尾和美さんのトークイベントに参加させていただきましたので、イベントの様子をお届けいたします。

 

 

イベント会場は、井津さんの写真展が開催されていたPGI。井津さんの写真に迎えられてはじまり、インドで撮影された写真に囲まれて構成されたその空間には無駄なものは何もなく、私と写真の中にいる尊い命が向き合っているように感じられました。写真の中にいる方々の瞳は美しいほどに輝いていて、祈る方たちの姿は忘れられないほどに私の中に残りました。参加された多くの方々も井津さんの写真に魅了され、携帯のメモリーに残されていました。

 

 

写真家さんをはじめボランティアの方や会社員の方、友人に勧められて参加された方など、多くの方で賑わいました。フレンズさんの取り組みが、こんなにも多くの人に伝わっているということをこの目で見て実感し、小さな命を救いたいという想いを行動に移そうとされている方々の存在、そして、こうしたご支援者の皆さまによって今も小さな命の未来は支えられていると感じました。

 

トークイベントは井津さんの活動のきっかけから始まりました。フランスの写真家マルク・リブーの写真を見て生命に対する疑問を持ちカンボジアに飛び立ったとお話をされました。つぶされても水によって強く生きていく命を持つ植物と、明るく生きるカンボジアの方々が重なり医療機関誕生の道は開かれていったのだそうです。トークイベントは笑いも交えて進んでいきました。赤尾さんとの言葉の掛け合いから、御二方の関係と信頼が伝わってきました。

 

 

小さな女の子の尊い命を目の前にしたことをきっかけに、病院設立の未来ができたとお話しをされました。近くに大きくてベッド数も多い病院があったが、お金がなくて適切な治療を受けられない子供が多くいたそうです。そんな状況を変えようと立ち上がったのが井津さんでした。この状況を変えようとアメリカを中心に写真集販売や展覧会を実施、多くの賛同者のご協力もいただきながらアンコール小児病院設立へ向かわれました。ときには夢物語などの声も浴びせられたそうですが、それでも今につながる道を途絶えずに一直線に歩き続けてこられました。

 

「すべての患者さんをわが子のように扱ってください」

 

この言葉によって教育された医師や看護師により、これまでにどれだけ多くの子供達が救われたのか考えさせられました。カンボジアの親子の悲惨さを聞いて、心が痛くなりました。病院では、患者さんに優しく、わが子のように接することで子供の身体だけでなく心も救っていたのだろうと思いました。アンコール小児病院の100万人目の患者さんの写真も見せていただきました。瞳がとてもキラキラした女の子で、彼女の未来が救われた瞬間のように思えました。

 

 

ラオスの話も伝えてくださいました。赤尾さんからは、患者さんのためと思ってやっている訪問看護が必ずしも喜ばれないという、医療側の人間にとって救える命を助けるかどうかの葛藤と戦っているエピソードもありました。

 

終盤には井津さんの幼少期の夢を語って下さいました。井津さんの学生時代の写真を見せていただき、写真に写る少年は医師を目指されていたのだそうです。そんな「夢」が、間接的にも叶えられていることにとても感動しました。

 

最後に、子供たちに向けて「夢を持ってほしい」とメッセージを送られました。私もまだ「夢」を叶えることのできる自由な身です。小さな命に向けたメッセージが、私にも届いた気がしました。今、自分が夢を描くことのできる環境にいるからこそ、その機会を大切にして一歩ずつ進んでいきたいと思いました。今回、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANでインターンができていること、こうして井津さんや赤尾さんの話を聞けたこと自体が何かの縁としてつながっているとしたら、大切なこの機会を私自身の夢に活かしていこうと心から思いました。

 

 

イベントEvent

活動レポートReport

  • 事務局のスタッフ等が、
    日々の活動の様子を
    お伝えします

  • 赤尾看護師が、
    ラオスでの活動の様子等を
    お伝えします

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