フレンズJAPANブログ

これからの社会を担う一大学生として思うこと2022.07.26

みなさまこんにちは。

6月からフレンズJAPANで学生インターンをさせて頂いている上野加南子です。

 

高校からスイスに留学し、現在はエジンバラ大学でサステイナブルデベロップメント、社会学を専攻している大学二年生です。気候変動問題や社会問題など、国際社会の様々な問題に関心があるので、国際医療支援を重きにおいているフレンズJAPANに関わることができ、とても嬉しいです。

普段は翻訳やSNS活用などを主にやらせて頂いているのですが、今回は私自身の経験を活かしつつ、これからの社会を担う一大学生として思うことを発信するため、ブログを書かせていただきます。

 

私は高校の三年間をスイスのボーディングスクールで過ごしました。高校では、最後の二年でInternational Baccarolate Diploma Programme(国際バカロレア)、通称IBと呼ばれる教育プログラムを修了しました。このIB教育プログラムは、1968年スイス・ジュネーブで国際子女がどの国の大学でも通用する大学受験資格を得られるよう、「国際的な視野を持ち、人類に共通する人間らしさと地球を共に守る責任を認識し、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する」という理念を元に生まれました。

 

現在、このIBを取り入れている学校は世界各国に5000校以上存在し、国際社会を意識し、グローバルな人材の輩出を志す日本でも拡大が指示されています。事実、2018年に、「2020年までに日本におけるIB認定校を200校以上に増やす」という目標を掲げました。しかし、2022年現在日本におけるIB認定校は177校(うちDP取得可能校は63校)*1と現状は厳しいままです。

*1:2022 文部科学省IB教育推進コンソーシアムより

 

なぜ私がこのIB教育についてお話ししたかというと、迅速に変わっている世界では、今のままだと日本の教育は通用しないと考えているからです。私自身日本の小中学校で義務教育を受け、周りには日本の高校・大学に進学している友人が多いため、日本と海外の教育ではとても大きな差を感じます。私が思う一番の違いは、アウトプットする場面の数です。IBのような国際教育では、授業中に先生が説明することを覚え教わる、いわゆるインプットもありますが、それ以上に、習ったことを自分の知識としてものにし、他の生徒に説明したり、扱われているトピックや近状のニュースについて自分の意見を述べたりする機会が明らかに多いです。また、二年間のプログラム修了時の試験では、選択問題の他、それまでに蓄積された知識を使い、自分なりに分析や考察するエッセイ問題が各科目ごとに多く存在します。そのため、一概には言えませんが、日本の高校生がよくテスト前にテスト範囲だけ丸暗記したり、徹夜で詰め込んだり、などの対策方法はIBでは通用しません。私がIB教育を受けて思ったことは、一授業がすでに国際社会問題を討論する実践の場だということです。国籍も異なりバックグラウンドも違う先生や生徒達で、今の世界情勢について何がおかしいのか、何を変えなければいけないのか、これから何が重要になってくるのかと、どの科目の授業でも話し合えることは、正直日本の学校ではあり得ないことだと思います。そのため、先生が黒板に書いたことをノートに書き写し、それを自分の知識として確実にインプットしないまま、何とかテストで成績を取り進学することが主流で当たり前な日本の教育を受けた学生達が、国際社会で自分の意見を主張し世界を変えていこうとするのは難しいことです。

 

昨今日本でも、「ジェネレーション・レフト」、「Z世代」など若い学生達が気候変動問題、男女平等問題、労働問題など世界平和や社会貢献を掲げ抗議活動することが新聞やメディアで取り上げられるようになってきましたが、欧米諸国などに比べるとまだまだ序の口に過ぎないと私は思います。

 

長くなってしまいましたが、このブログを通して私が伝えたかったことは、世界情勢を気にし国際社会問題に目を止めることも重要ですが、それ以前に日本での教育を改めることも大切だということです。フレンズJAPANで行われている国際医療支援がなぜ必要とされているのか、なぜ21世紀にもなって未だ食料・医療物資が足りず衛生環境が整っていない国と地域があるのか、次世代を担う日本の学生達が、それを自ら疑問視し、問題を発信していけるように、教育改革が進んでいったらいいと思います。

私も、フレンズJAPANで学生インターンとして、日々国際社会問題を気にかけ、活動を通して少しでも貢献できるよう、成長できたらと思っています。

 

長くなりましたが、ここまでブログを読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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