活動レポート

Daoちゃんのストーリー2021.10.30

ラオス
足の骨の中に感染症を起こし、3ヶ月以上にわたって治療を受けていたDaoちゃん。
炎症により骨が弱っているために、装具を使い外部から固定する必要のあった患者さんで、治療ができなければ二度と歩くことができなくなってしまう可能性が高く、チームで解決策を探していました。
 
アウトリーチプログラムディレクターでありフレンズJAPAN代表の赤尾和美看護師が、アンコール小児病院時代の同僚でありご友人でもある東間未来医師(小児外科医)へ治療に必要となる装具等についてご相談したところ、塚越祐太医師(整形外科医)をご紹介いただき、大変光栄なことにラオ・フレンズ小児病院(LFHC)へ必要な装具を寄贈していただけることになりました。
 
コロナ禍で輸送が滞っている状況の中、どうにか早く、そして確実に日本からラオスへ届けられる方法を探し、病院と連携を取りながら必要な書類を作成。今回DHLを使い、ラオスへ装具一式を発送しました。無事に発送できたと思った矢先、なんとロックダウン規制が敷かれ、無事に届くのか否かとても心配でしたが、何とか予定通りに病院へ荷物が届きました。
 
日本から届けた装具を用いた治療が実施され、現在症状は安定しています。3か月~半年後には、歩くだけではなく、思いっきり外を走り回っているDaoちゃんの姿を見られることをLFHCスタッフみんな、心から願っています。
 
心配で仕方のなかったご両親もお姉ちゃんも、そいてDaoちゃんに笑顔が戻りました。みんなに笑顔が戻ったこの瞬間を、私たちは決して忘れることはありません。病院には日々、様々な症状で子供たちが来院します。難しいケースもありますが、決して諦めることなく、最後まであらゆる可能性を信じて、スタッフとともにCompassionate careを提供していきます。
 
今回のDaoちゃんの治療に尽力してくださいました、東間未来先生、塚越祐太先生に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 

 

 

イベントEvent

活動レポートReport

  • 事務局のスタッフ等が、
    日々の活動の様子を
    お伝えします

  • 赤尾看護師が、
    ラオスでの活動の様子等を
    お伝えします

最新情報をチェックFollow