活動レポート

Airnoy Kua Herちゃんのストーリー2021.05.12

ラオス

ラオ・フレンズ小児病院(LFHC)とルアンパバーン県立病院の緊密なパートナーシップの一環として、LFHC新生児病棟の医師と看護師は県立病院での高リスク分娩に立ち会っています。高リスク分娩の場合、大なり小なり通常の分娩時では不要な医療サポートが必要になることが多くあります。そして、中には緊急に蘇生が必要になるケースもあり、その対応が生死を分けることや障害を残してしまうことになるなど、とても重要なポイントとなります。

 

それを象徴するような症例が先月ありました。
Airnoy Kua Herちゃんのお母さんは陣痛が進んでいなかったため、帝王切開で出産することとなりました。出産後、心肺停止状態だったので、LFHCの医療チームが素早くすぐにCPR(蘇生術)を開始しました。CPRと心臓の働きを強化するアドレナリン投与による治療開始から15分後、やっとAirnoy Kua Herちゃんの呼吸が確認されました。

 

Arinoy Kua Herちゃんは心肺停止状態から回復し安定した後、LFHCの新生児病棟へ入院することになりました。心肺停止による酸素と血流の不足による脳やその他の臓器への影響がないかを継続して観察することになりました。24時間後の診察では、状態は安定しており、けいれんなど脳神経への影響を示す症状もなく経過しています。

 

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