LFHC:病院だより2021.02.01
患者統計
昨年、ラオスでは、新型コロナウイルス感染症感染拡大予防のために早い段階からロックダウン措置が取られました。県境をまたぐ国内での移動規制もかかったことから、3月以降のラオ・フレンズ小児病院(LFHC)来院患者数に激減が見られました。治療を必要とする患者さんが病院に来られない状況が起こっているのではないか、重症化してしまうケースがあるのではないかと心配がつのった時期でした。
ロックダウン措置解除後は、徐々に患者数が戻り、昨年末、2020年12月の来院患者数はのべ2,573人にのぼり、2019年12月の患者数2,547人をわずかに超えました。ロックダウン措置が取られた3月以降は1,000人に満たない状況がありましたが、解除後より徐々に2,000人を超えてきています。
ラオスでは現在もなお、コロナ感染拡大防止における入国規制がかけられています。厳しい水際対策により、2021年1月末現在での感染者数は44人と報告されています。
ボランティア医師が医療部長代理として戻ってきました
小児科医であり、国際保健コンサルタントをされていたCarolyn Maclennan 医師。2018年にLFHCでボランティア医師として働いていたMaclennan 医師が、この度、医療部長代理としてLFHCに戻ってきました!Maclennan医師は、オーストラリアの先住民コミュニティの中で小児科医として働き、ラオスに来られる前は、世界保健機構(WHO)の新生児ケアに関わっていらっしゃいました。特にアジア太平洋における国々で、妊産婦、新生児、子供の健康に関わる分野で貢献されてきたご経験をお持ちです。Maclennan医師、お帰りなさい!
マネジメントチームに新しいスタッフが加わりました
LFHCの開発/広報部長として、Patricia Cliffさんがマネジメントチームに加わりました。Cliffさんは、助成金申請やイギリスのいくつかの慈善団体や企業でのボランティア経験をお持ちで、これまでの経験を活かしながらLFHCではマーケティングとコミュニケーションの分野に携わっていただきます。以前は、ルアンパバーンに拠点を持つデスティネーション・マネジメント(観光地経営)企業でライターとして働かれていました。