小児専門研修医プログラムを終えて2023.01.18
ラオス
ビエンチャンの医大を卒業後、子供たちを救うことに自分のキャリアを捧げたいとラオ・フレンズ小児病院(LFHC)のチームに加わり、開院初期から働いていたPhoumy医師。LFHCでは様々なことを学べて、経験を積むことができ、そして成長できる場所だと向上心を持って働いていました。
働きながら臨床技術を磨くために出来ることをリサーチしていた時、Ptarmigan foundationがスポンサーになっているビエンチャンでの3年間にわたる小児専門研修医プログラムに出会い、応募。応募を決めたのは、LFHCに勤務して4年目に入った頃でした。新しい知識を身につけ、チームに共有することでラオスの子供たちを救うことに繋がると次のステップに進むことを決め、高い競争率を無事に通過し、3年間にわたってビエンチャンの3つの病院で勉強してきました。ICU病棟をはじめ様々な病棟で経験を積んできたPhoumy医師の経験は、LFHCに新設された重症病棟でとても価値あるものになるはずです。
ビエンチャンで勉強していた中で特に彼自身が誇りに思っていることは、血液学と腫瘍学を学べた事。ビエンチャンへ行くまではどちらの分野に関して全く知識がなかったPhoumy医師。今では身につけた知識を使って患者さんを診断し、治療することに自信を持てるようになっています。今後は、LFHCの他の臨床医に、彼自身が学んできた線虫学や腫瘍学を教えていく予定です。
ビエンチャンでの3年間の小児専門研修医プログラムを終えてLFHCに戻ってきたPhoumy医師は、たくさんの新しいスタッフ達や優秀な医師たちと再会しとても喜んでいて、これから先、LFHCで働いていく上で自分の知識を若い医師たちに伝えていきたいと熱い思いにあふれています。