お知らせ

愛子内親王殿下がラオ・フレンズ小児病院をご訪問2025.11.21

11月20日、愛子内親王殿下がラオ・フレンズ小児病院(LFHC)をご訪問してくださいました。

私たちにとってとても素晴らしい光栄な機会をいただけたこと、大変感謝しております。 

 

何週間も前からドキドキワクワクの準備で、慣れないことに右往左往でした。スタッフ全員で大掃除。短い訪問時間ですから、少しでも良い印象をと思いました。 

 

「あと8分で到着です。」と言われてから、お迎えするスタッフも子どもたちも、もちろん私もそわそわでしたが、特に、病院のキャラクター象のぬいぐるみ『ジャイディ』を愛子様にお渡しすることになった女の子は、カチカチに緊張。しかし本番は、堂々としっかりと役割を果たしてくれました。

 

ジャイディ、ラオ・フレンズ小児病院が開院するときにスタッフからアイデアを募って決めました。一番人気が象で、名前は意味合いがフレンズの目指すものを表現するのに一番ということでジャイディになりました。ジャイディ「ໃຈດີ」とは、ジャイ:心、気持ちディ:良い、優しいという意味で全体では心優しいという意味になります。 

 

ジャイディの意味が分からずにいらしたので、私が院内をご案内する最初にジャイディの意味とそのような医療スタッフを育てて、医療を提供できる病院を作るという意味が込められているということをお伝えすると、とても納得されたご様子でした。この説明があったためか、フレンズの目指していることが伝わりやすかったように、その後の院内ツアーでも感じることが多々ありました。

 

一つ一つにとても興味を示してくださっていましたが、特に、ラオス特有のことはどんなことなのかということを何度かご質問されました。その中でも一番印象に残っているのは、「異文化の中で働いていることを実感されるようなご経験はありましたか?」というご質問でした。

 

その回答として、ある症例(サラセミアで脳性麻痺の子)のお話しをしました。

生まれ変わりを信じている民族であるご家族から、病院が支援・サポートしていなければこの子は既にこの障がいがある人生ではない新しい人生を始めていたはずだと、受診拒否をされた経験があり、とてもショックを受けたこと。障がいがあっても少しでも質の良い時間、楽しい時間が持てたらという気持ちでかかわっていたことが、もしかすると家族がつらい時間を引き延ばしてしまっていることになっていたのかもという結果だったかもと落ち込みました。ただ、かといって、そこで、個々の文化を尊重するというために、私たちが引き下がってしまおうとは思わず、従来の文化と新しい物の歩み寄りでベストな地点を見つけ出すことが、役割でそれが課題でもあると伝えました。愛子様は大きくうなずきながら聞いてくださり、「文化の融合に尽力することはとても大変ですが、大事なことですね。」とその意味合いを十分ご理解いただいたように感じました。 

 

フレンズ(フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN)が、ラオ・フレンズ小児病院での活動を通して現地に残したいことが少しでもお伝え出来たかなと思うと、感無量です。愛子様のラオスご訪問が、たくさんの方々へラオスという国、そこに住む子どもたちの現状を知っていただける機会になったと思います。 

 

最後にあり得ないですが「また是非お越しください。あ、でもあり得ないですね。」とお伝えした時に「(また来ても)よろしいのですか?」と言って笑ってくださった優しい笑顔が、私の人生のエッセンスになりました。改めて今回のご訪問に感謝です。 

 

クラウドファンディングの期間も残り15日となりました。
愛子様にもご訪問いただいたラオ・フレンズ小児病院で一人でも多くのラオスの子どもたちの命と笑顔を守っていけるよう、活動を応援いただけたら幸いです。

 

▼クラウドファンディング特設ページは、以下のURLからご覧ください。
https://for-good.net/project/1002268

 

 

 

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