ラオス小児科学会での講演2021.02.03
ラオス
ラオス小児科学会の年次学会が開催され、ラオス全土から小児科医をはじめ、病院や大学、国立小児科医研修プログラムで指導する立場にある小児科医が集まりました。学会には、ラオ・フレンズ小児病院(LFHC)よりBouaphao医師、Somchittana Soulalay医師、 Somphonekeo Santisouk医師、Annkham Thammaseng医師が出席しました。
嬉しいニュースとして、Soulalay医師(政府機関を退職、現在、LFHCで医師としてご協力をいただいています)が、これまでのラオスでの小児医療への貢献が評価され、表彰されました。
学会では、Bouaphao医師がパラゴニムス(肺吸虫症)について講演を行いました。Bouaphao医師は、LFHCの医師として初めて小児科医研修プログラム(首都のビエンチャンで実施されているプログラム)に参加し、プログラムを修了した医師です。パラゴニムス(肺吸虫症)は、火を通していないパラゴニムス寄生虫の寄生する貝を食べることによって引き起こされるもので、Bouaphao医師の講演は、この感染症に苦しむ5歳児の症例に焦点が当てられました。